コンサート時の日産スタジアムの収容人数とは
日産スタジアムは、2002年のサッカー・ワールドカップ開催のために建てられました。
今では、スポーツだけでなくコンサートなどさまざまなイベントに使われる大きな会場です。
普段の収容人数は約72,000人で、1階の観客席に約34,000人、2階席には約38,000人が入れるつくりになっています。
ただし、コンサートではステージの場所や大がかりなセットがあると、一部の席が使えなくなり、観客数が約60,000人まで減ることもあります。
アリーナ席の配置とおおよその人数
日産スタジアムのアリーナ席は、固定されていない仮設の座席です。
イベントごとにレイアウトが変わり、最大で約9,000人が収容されることもあります。
多くの場合、アリーナ席はスタジアムの南側、ステージの正面あたりに設けられ、「A」から「J」までのブロックに分かれて配置されるのが一般的です。
ステージが中央に置かれたり、花道(ステージから伸びる通路)が作られたりすることで、後ろの席でも十分に臨場感が味わえるよう工夫されています。
以前、BUMP OF CHICKENのライブでは、ブロック名を「B」「O」「C」といったアルファベットで分けたり、1番から200番までの番号、1列から45列までの配置で、細かく座席が決められたこともありました。
関東エリアの他会場と比べてみると
日産スタジアムは、日本国内でもトップクラスの大きさを誇る会場です。
首都圏にある他の有名なライブ会場と比べても、その収容人数の多さは目立ちます。
たとえば、味の素スタジアムは約70,000人、東京ドームは約55,000人、さいたまスーパーアリーナは最大で約37,000人、ZOZOマリンスタジアムは約35,000人ほど収容できます。
もちろんイベントによって会場の選び方は変わりますが、大規模なライブには日産スタジアムが選ばれることが多いです。
イベント内容で変わる座席の使い方
スタジアム内の座席配置は、イベントの種類によって変わります。
サッカーの試合と音楽ライブでは、観客が座る場所や使われる範囲が異なります。
座席の基本的な分類
スタジアムの座席は、大きく「スタンド席」と「アリーナ席」に分かれます。
スタンド席は、次の4つのエリアに分類されています。
・西メインスタンド
・東バックスタンド
・北サイドスタンド
・南サイドスタンド
これらの名前は、もともとサッカーのフィールドを基準にしたものなので、コンサートのステージ位置とは関係ありません。
たとえば、西メインスタンドは日陰になりやすく、日中でも比較的快適に観覧できます。
一方、東バックスタンドは太陽の光が当たりやすいため、暑さを感じやすいことがあります。
北サイドスタンドからはスタジアム全体がよく見えるため、全体の雰囲気を楽しみたい人に人気です。
サッカー開催時の座席構成
サッカーの試合が行われる場合は、スタジアムの中央部分がグラウンドとして使われるため、その部分に客席を設けることはありません。
そのため、試合時の観客数は、コンサート時とは違ってきます。
個性的なライブ構成の例
アーティストによっては、演出の雰囲気に合わせて特別な座席レイアウトをすることもあります。
たとえば、SEKAI NO OWARIのライブでは、セットのデザインと組み合わせて独自の空間づくりが行われ、観客がその世界観に入り込めるような工夫がされています。
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まとめ
日産スタジアムは、通常は約72,000人を収容できる大きなスタジアムですが、コンサートではステージの配置などの関係で、入場できる人数が約60,000人前後に調整されることがあります。
アリーナ席は最大で約9,000人分が設置され、「A」から「J」までのブロックで区切られるのが一般的です。
スタンド席は「西メイン」「東バック」「北サイド」「南サイド」の4つのエリアがあり、それぞれ視界や過ごしやすさに違いがあります。
関東エリアの他の会場と比べても、日産スタジアムは非常に大規模で、多くの人が参加するライブには最適な会場といえるでしょう。
ライブに参加する際は、座席の位置や見え方を事前に調べておくと、より快適に楽しめます。