なぜチキンラーメンの卵はうまく固まらないのか?
冷えた卵をそのまま使っていませんか?
冷蔵庫から出したばかりの卵は温度が低く、熱湯をかけても中まで火が通りにくくなります。
そのため、卵を割っても白身が生のままで、なかなか固まらないことが多いです。
卵を使う前に30分~1時間ほど室温に置いておくと、お湯の熱が伝わりやすくなり、きれいに固まりやすくなります。
お湯の温度はしっかり沸騰してる?
ポットで沸かしたお湯を使う人も多いですが、保温されたお湯は90℃前後に下がっていることがあります。
卵を固めるには、できるだけ熱々の100℃近いお湯が必要です。
鍋でぐらぐらと沸騰させたお湯を使うようにしましょう。
お湯のかけ方も大事なポイント
お湯を勢いよく注ぐと、せっかく割った卵が広がってしまい、白身と黄身がバラバラになってしまうことも。
特に白身は固まりにくくなるので、卵のまわりにそっと注ぐように意識してみてください。
コツは、卵の白身にめがけて、おたまやケトルの口でゆっくり注ぐことです。
器が冷たいと熱が逃げやすい
どんぶりや器が冷えていると、お湯を注いでもすぐに温度が下がってしまいます。
そうなると卵がうまく固まりません。
使う前に器をお湯で温めておくだけで、仕上がりがぐっと変わります。
卵を上手に固めるための下準備テクニック
卵を常温に戻す方法いろいろ
常温に戻すには、卵を冷蔵庫から出してそのまま置いておくのが基本です。
時間がないときは、ぬるま湯(40℃以下)に5~10分ほどつけてもOK。
ただし熱すぎるお湯を使うと卵がひび割れることがあるので注意してください。
器の温め方を工夫しよう
熱湯を器に注ぎ、数分おいてからお湯を捨てるだけでも温まります。
これを2回繰り返すとさらに効果的。
電子レンジ対応の器なら、少し水を入れてラップをかけ、1分ほど加熱すると手軽に温められます。
理想の見た目に仕上げる作り方の手順
沸騰したての熱湯を用意
鍋でしっかり沸騰させたお湯を使いましょう。
泡がぼこぼこと立っている状態が理想です。
これが卵を固めるための大事なスタートになります。
ラーメンに卵をきれいにのせる
どんぶりにチキンラーメンを入れたら、中央部分を少しくぼませて、生卵をやさしく割り入れます。
このとき卵の殻が入らないように、別の器で割ってから移すと安心です。
お湯を注ぐときはゆっくりと
沸騰したお湯を、卵の白身の周囲に向かって静かに注ぎます。
勢いを抑えてそっと注ぐことで、形を崩さずに仕上げることができます。
ふたやラップで蒸らし時間を確保
お湯を注いだら、ラップやふたでしっかり覆いましょう。
特に寒い時期は、タオルなどで器を包むと保温効果が高まります。
3分ほど置けば、半熟でとろっとした美しい卵が完成します。
電子レンジを活用した時短テクニック
卵を先に少し温めておく
耐熱容器に卵を割り入れ、黄身に数か所つまようじで穴を開けてラップをします。
電子レンジで20~30秒ほど加熱すると、白身が軽く固まり、卵がまとまりやすくなります。
ラーメンにのせて蒸らすだけ
いつものようにチキンラーメンにお湯を注ぎ、その上にレンジで温めた卵をそっとのせます。
ふたやラップをして3分ほど蒸らせば、しっかりした食感に仕上がります。
鍋で作ると失敗が少ない
一緒に煮ることで均等に火が通る
鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したらラーメンを入れて煮ます。
そのあと、室温に戻した卵を割り入れ、ふたをして1分煮るのがコツです。
火を止めて余熱で調整
1分煮たあとは火を止めて、そのままふたをしたまま置いておきます。
余熱でじっくり火が通るので、自分好みの固さに仕上げることができます。
いろいろ試せる卵アレンジ
ふわふわの卵をトッピング
溶き卵を沸騰したお湯に少しずつ回し入れ、箸で軽く混ぜます。
できたふわふわの卵をラーメンにのせれば、やさしい口当たりに。
卵かけ風で楽しむ「TKC」
完成したラーメンに、生卵をそのままのせて混ぜながら食べるアレンジ。
とろっとした黄身と麺がよく絡み、まろやかでコクのある味になります。
つけ卵スタイルで味変
溶き卵を別皿に用意しておき、麺を少しずつつけて食べます。
まるですき焼き風で、卵の甘みが加わった新しい味わいが楽しめます。
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まとめ
卵をきれいに固めるための基本ルール
1.卵は冷たいまま使わず、室温に戻す
2.お湯は必ず鍋で沸騰させる
3.器をしっかり温めてから使う
4.お湯はゆっくりやさしく注ぐ
この4つを守るだけで、チキンラーメンにぴったりな、きれいな卵が仕上がります。
慣れてきたら電子レンジや鍋を使った方法、アレンジレシピにもぜひ挑戦してみてください。
簡単なのに、ちょっとしたコツでぐっと美味しくなりますよ。

