iPhoneでQRコードが読み取れないときに考えられる原因
カメラの設定が正しくない場合
iPhoneのカメラがQRコードをうまく読み取らないときは、まず「設定アプリ」を開いてカメラの設定をチェックしてみましょう。
「QRコードをスキャン」という項目がオフになっていると、うまく読み取れません。
また、写真や画面内にあるQRコードを認識するには、「テキスト認識表示（Live Text）」がオンになっている必要があります。
これは「設定」→「一般」→「言語と地域」の中にある機能です。
カメラまわりのトラブル
カメラのレンズが汚れていたり、QRコードとの距離や角度が合っていないと、読み取りがうまくいかないことがあります。
たとえば、指紋やほこりがレンズに付いているとピントが合わず、うまく読み取れません。
柔らかい布などでレンズを拭いてきれいにし、少しずつ距離を変えて試してみてください。
また、iPhoneとQRコードが平行になるようにすると、読み取りやすくなります。
QRコードそのものに問題がある場合
QRコードが破れていたり、色の組み合わせが見づらかったりすると、読み取りに失敗することがあります。
たとえば、白い文字に黒い背景といった「反転カラー」や、真ん中にロゴがあるものは認識されにくいことがあります。
また、サイズが小さすぎたり、印刷がにじんでいたりするのも、うまく読み取れない原因になります。
iPhoneやアプリの不具合
まれに、iOSの不具合やアプリのエラーによって、QRコードの読み取りができなくなることもあります。
この場合は、まずiPhoneを再起動してみましょう。
それでも直らなければ、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から最新のiOSに更新することで改善されることがあります。
まず試してみたい基本的な対処法
再起動と設定の見直し
QRコードがうまく読み取れないときは、iPhoneを一度再起動してみてください。
意外とこれだけで直ることがあります。
あわせて、カメラ設定の「QRコードをスキャン」がオンになっているかをもう一度確認しましょう。
明るさと反射の調整
暗い場所ではQRコードを読み取るのが難しくなります。
その場合は、iPhoneのライトを使って明るくしたり、部屋の照明の位置を変えてみてください。
反対に、太陽光が強く当たる場所では白飛びして見えづらくなることもあるので、少し影を作るとよいでしょう。
別のQRコードアプリを使う
標準のカメラアプリで読み取れない場合は、App Storeで配信されているQRコード読み取り専用アプリを使ってみるのもおすすめです。
これらのアプリは読み取りの精度が高く、難しいQRコードでも対応できる場合があります。
便利な機能や代わりの方法も活用しよう
コントロールセンターのQRスキャナーを使う
コントロールセンターに「コードスキャナー」という機能を追加しておくと、すぐにQRコードを読み取れます。
「設定」→「コントロールセンター」から追加できます。
画像の中のQRコードを読み取る方法
写真アプリに保存されている画像や、Safariなどで表示されるQRコードも、長押しするだけでリンクが表示されます。
ただし、この機能を使うには「テキスト認識表示（Live Text）」がオンになっている必要があります。
MacとiPhoneを連携させて使う
Macを使っている人は、「連携カメラ」機能を使って、iPhoneのカメラでQRコードを読み取ることができます。
たとえば、Macで何かを入力しているときに、「iPhoneから挿入」→「写真を撮る」を選ぶと、iPhoneのカメラが起動してすぐに読み取りできます。
トラブルを防ぐために気をつけたいこと
怪しいQRコードには要注意
誰でも貼れる場所にあるQRコードの中には、悪意のあるリンクに誘導されるものもあります。
読み取る前に表示されるURLを確認し、不審な文字列がないかをチェックしましょう。
安全な通信のためにVPNを使う
カフェや駅などの無料Wi-Fiを使うときは、VPNアプリを使って通信を暗号化することで、情報の流出を防ぐことができます。
特にQRコード経由でネットにアクセスする場合は、安全性を高めるためにVPNが役立ちます。
ケースやフィルムが原因のことも
カメラの周辺を覆っているケースや、厚めの保護フィルムがカメラの性能を下げていることもあります。
読み取りがうまくいかないときは、ケースを外したり、フィルムを貼り直してみるのもひとつの方法です。
よくある疑問とその答え
QRコードを長押ししてもリンクが開かない
これは「テキスト認識表示」がオフになっているか、古いiPhoneで機能に対応していない可能性があります。
設定と機種の対応状況を確認してみましょう。
QRコードの読み取りに通信は必要？
QRコードをカメラで読み取ること自体には通信は必要ありません。
しかし、コード内のリンク先にアクセスするには、Wi-Fiかモバイルデータ通信が必要です。
カメラを向けても枠が出てこない
「QRコードをスキャン」がオフになっていたり、距離や角度、明るさが合っていないことが原因です。
設定を確認し、再起動してから再度試してみましょう。
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まとめ
QRコードが読み取れないときは、設定や周囲の環境、QRコードの状態、アプリやiOSの不具合など、さまざまな原因が考えられます。
まずは設定やレンズの状態を確認し、それでもダメなら応用的な方法を試してみましょう。
安全に使うための注意点も忘れずに。
こうしたポイントを知っておけば、QRコードがうまく読み取れない場面でも落ち着いて対応できるようになります。
