クリックポスト局留めとは何か
クリックポストの基本
クリックポストは、全国どこでも一律185円という低価格で荷物を送れる、とても手軽な配送サービスです。
自宅などの指定した住所に届けてもらうのが一般的ですが、実は「局留め」という方法も利用できます。
局留めを使うと、自宅以外の場所でも受け取れるため、プライバシーを守りたい時や、柔軟な受け取り方法を求める人にとって便利な選択肢です。
手続きもシンプルなので、ネットでの個人取引や家族へのちょっとした贈り物など、幅広いシーンで活用されています。
局留めの仕組み
局留めとは、送り先を自宅や会社などの住所にするのではなく、あらかじめ選んだ郵便局に荷物を届けてもらう仕組みです。
このサービスを使うと、自分の住所を相手に伝えずに済むため、匿名性が高く、オークションやフリマアプリなど個人間取引でも安心して利用できます。
また、本人確認が必要なためセキュリティ面でも安心。
受け取り時には、身分証を提示することで、確実に本人に荷物が渡るようになっています。
利用シーンの例
たとえば、引っ越しや単身赴任で一時的に自宅が使えない時や、旅行・出張先で荷物を受け取りたい時など、局留めは非常に役立ちます。
また、ネットでの個人取引で「住所を相手に教えたくない」「受け取り時間を自分で調整したい」といった要望にも応えてくれるのが魅力です。
ただし、宛先の書き方や手続きにミスがあると荷物が差出人に戻ってしまう場合もあるので、手順をよく確認して正しく利用することが大切です。
局留め対応の郵便局を探す方法
対応局を事前に確認する
日本全国に郵便局は多数ありますが、実は全ての郵便局が局留めサービスに対応しているわけではありません。
利用を考えている場合は、必ず事前に日本郵便の公式サイトなどで「局留め対応」と記載のある郵便局を選ぶようにしましょう。
特に地方や小さな郵便局では対応していないこともあるので、事前チェックが安心な取引の第一歩です。
スマホで探す方法
スマートフォンを使えば、外出先でもすぐに局留め対応局を調べることができます。
日本郵便公式サイトの「郵便局をさがす」ページにアクセスし、「局留め」にチェックを入れて検索すれば、近くの対応局が地図上に表示されます。
自分が普段行きやすい場所や、出先の近くなど、条件に合わせて選べるのでとても便利です。
地図の拡大・縮小も簡単で、候補の郵便局の詳細情報や営業時間もその場で確認できます。
パソコンで探す方法
パソコンを使って局留め対応局を調べたい場合は、郵便番号や地名で検索するのが基本です。
日本郵便公式ページで検索し、一覧表示された郵便局の詳細をチェックしましょう。
「局留め対応」と明記されているか必ず確認してください。
また、パソコンなら大きな画面で地図や情報を見比べられるので、複数の候補から最適な局をじっくり選べます。
Googleマップで探す
Googleマップでも、簡単に局留め可能な郵便局を探せます。
「郵便局 局留め」と検索すると、局留め対応の郵便局がマップ上に表示されることがあります。
自宅や職場、よく立ち寄る場所の近くを調べておくと、予定に合わせて無理なく受け取りに行けます。
マップで混雑情報やルートも一緒に確認できるので、初めての方にもおすすめの方法です。
局留め用の正しい宛先の書き方
宛先記入の基本ルール
局留めを利用する際は、郵便局名と「局留」という表記を必ず明記する必要があります。
郵便局の正式な住所を正確に書き、受け取る人の名前も忘れず記入しましょう。
受取人名は身分証明書と完全に一致させることが大事です。
これらのルールを守らないと、荷物が受け取れなかったり、差出人に戻ることもあるため注意が必要です。
記入例
たとえば、宛先は下記のように書きます。
〒100-8994
東京都千代田区丸の内3-8-3
東京中央郵便局留
和田次郎様
このように、郵便局の住所・郵便局名・「局留」・受取人名を順に書きましょう。
すべてを正確に記入することが、トラブル防止につながります。
記入ミスの注意点
宛先の記入ミスがあると、荷物を受け取れない場合があります。
特に、名前に使う漢字の旧字体や、新字体・ひらがな・カタカナの違い、またスペースの有無など、細かな点まで注意が必要です。
住所の番地や郵便番号の記入漏れもよくあるミスなので、発送前に必ず確認しましょう。
正確な宛先記入が、スムーズな受け取りのコツです。
名前の記載は身分証と完全に同じにする
一致が必要な理由
荷物を局留めで受け取る際、必ず本人確認が行われます。
免許証やマイナンバーカードなど、公的な身分証明書に記載された氏名と、送り状に記載した名前が一文字でも異なると、受け取りができません。
なぜなら、郵便局側は本人確認を厳格に行っており、トラブルやなりすましを防ぐためです。
安心して利用するためにも、正確に記載しましょう。
注意ポイント
旧字体・新字体の違いだけでなく、名前の間にスペースが入っているかどうかまで、身分証と一致させる必要があります。
たとえば、名前の間に半角スペースや全角スペースがある場合も要注意です。
発送前に、必ず自身の身分証を見て、その通りに記載しているかダブルチェックしてください。
これを怠ると、せっかくの荷物が受け取れず、再送となるケースも多いので気をつけましょう。
郵便局の営業時間と受け取り時間
営業時間の目安
ほとんどの郵便局は、平日の午前9時から午後5時までが営業時間です。
ただし、土日祝日は休みのところや、短縮営業の場合もあるため、事前に確認しておくのが安心です。
また、年末年始などは特別な営業スケジュールになることもあります。
自分が受け取りに行きやすい時間帯を調べておくと、無理なくスケジュールを組めます。
ゆうゆう窓口の活用
一部の郵便局には「ゆうゆう窓口」と呼ばれる、時間外対応のカウンターがあります。
この窓口が設置されている局では、夜間や休日でも荷物の受け取りが可能です。
公式サイトや各郵便局の案内で「ゆうゆう窓口あり」となっているかどうかをチェックしましょう。
仕事や学校などで日中の受け取りが難しい方にとって、非常に便利なサービスです。
混雑を避けるコツ
郵便局は、お昼休み(12~13時頃)や夕方(16~17時前)、週明け月曜の午前中などは特に混みやすい傾向があります。
待ち時間を短縮したい場合は、これらの時間帯を避けて訪れるのがおすすめです。
また、天候が悪い日や大安・仏滅といった日を気にする方もいるため、混雑予想カレンダーを参考にするのも良いでしょう。
余裕を持った受け取りで、ストレスなく手続きができます。
受け取りには身分証明書が必要
必要なもの
局留めの荷物を受け取る際は、本人確認書類が必ず必要です。
代表的なのは運転免許証やマイナンバーカード、パスポートですが、健康保険証など住所と名前が明記されているものも認められることがあります。
身分証明書の種類によっては補助書類が必要な場合もあるため、心配な方は事前に郵便局に問い合わせて確認すると安心です。
忘れ物がないよう、受け取り当日はしっかりと準備しましょう。
クリックポストで送れる荷物の大きさと種類
サイズと重量の上限
2025年現在、クリックポストで送れる荷物は、長さ34cm以内・幅25cm以内・厚さ3cm以内・重さ1kg以内という制限があります。
このサイズをオーバーすると発送できないため、必ず計測しましょう。
また、ポストに投函できる形状であることが必要なので、厚みや角の出っ張りにも注意が必要です。
送れるものの例
具体的には、本や雑誌、CD・DVD、書類、Tシャツなど薄手の衣類、小さめのコスメや文房具などが対象になります。
アクセサリーやスマホケースなどの小物類も多く利用されています。
割れ物の場合は、薄い緩衝材などでしっかり保護して、規定サイズに収めるようにしましょう。
送れないもの
一方、厚手の衣類や靴、厚さ3cmを超える商品、生ものや冷凍品、危険物やバッテリー、現金や高価な品物などは送れません。
これらを発送しようとすると、途中で返送されたり、最悪の場合廃棄されてしまうリスクもあるので、必ず発送前に確認してください。
わからない場合は、日本郵便のサイトで「送れるもの・送れないもの一覧」をチェックすると安心です。
梱包の工夫
荷物が規定サイズを少しオーバーしそうな時は、緩衝材を薄手のものにしたり、圧縮袋を使うことでコンパクトにまとめることができます。
角が出っ張っている場合は厚紙で補強するなど、発送中に破損しないよう配慮するのもポイントです。
見た目もきれいに梱包されていると、受け取る側にも安心感が生まれます。
クリックポストの送料について
全国一律料金
クリックポストの最大の魅力は、全国どこでも税込185円という分かりやすさです。
局留めであっても追加料金は一切かかりません。
遠方に送る場合も料金が同じなので、送料計算に迷うことなく利用できます。
コストを抑えたい方や、気軽に送りたい方にも最適なサービスと言えるでしょう。
他の配送サービスとの違い
レターパックライト
レターパックライトは370円で送れるサービスで、厚さ制限がありません。
クリックポストより厚みのある荷物を送りたい時や、追跡番号が必要な場合に便利です。
ただし、送料は倍以上なので、コストとのバランスを考えて選ぶことが大切です。
ゆうパック
ゆうパックは、大型や重量のある荷物も全国に送れる日本郵便の主力サービスです。
サイズや重さによって送料が決まるため、高額になりがちですが、補償や時間指定などのサービスも充実しています。
大量の荷物や高価な品物を送る場合は、ゆうパックの利用も検討しましょう。
ヤマト運輸営業所留め
ヤマト運輸でも、営業所留めサービスが利用できます。
一部営業所では24時間受け取りが可能で、忙しい人や深夜しか受け取れない人にはありがたい仕組みです。
ただし、送料はクリックポストより高くなる傾向があります。
自分のライフスタイルや送りたい荷物に合わせて選ぶのがコツです。
コスト重視ならクリックポスト
何より送料の安さを重視するなら、クリックポストは最適です。
局留めサービスも使えるので、費用を抑えながら柔軟に荷物の受け取りができます。
送りたいもの・受け取り方法・費用のバランスを考えて、上手に使い分けましょう。
トラブル防止のための確認ポイント
・局留めが可能な郵便局かどうかを必ず事前にチェックすること
・宛先や名前の書き方をもう一度見直すこと
・受取人名が身分証と完全に一致しているか確かめること
・発送後は追跡番号で荷物の到着状況をこまめにチェックすること
・局留めの保管期限(およそ10日間)を守ること
・カレンダーやスマホのリマインダーを活用し、受け取り忘れを防止すること
これらを押さえておけば、初めて局留めを利用する場合でも安心です。
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まとめ
クリックポストの局留めサービスは、
・送り先の住所を相手に伝えずに荷物を受け取れる
・都合の良いタイミングで受け取れる
・再配達の手間がなく、スムーズに受け取れる
といった多くのメリットがあります。
初めての利用でも、宛先や名前の正確な記入、対応局の事前チェック、荷物の追跡をしっかり行えば、誰でも簡単・安心に使えるサービスです。
メルカリやヤフオク、ラクマといった個人間取引だけでなく、家族や友人へのプレゼント、仕事の書類送付など、さまざまな場面で活用できます。
局留めのポイントを押さえて、あなたも安全・快適な荷物の受け取りを体験してください。