右上にある「2乗」の記号はどうやって入力するの?
文章を作成したり、SNSで情報を発信したりしているときに、「m²」や「x²」のような記号を使いたいと思うことはありませんか?
このような「²(2乗)」は、数字の右上に小さく表示される記号で、見た目は小さくても意味はとても大きいものです。
しかし、普段あまり使わない記号のため、いざ必要になったときにどう入力したらいいかわからず、困ってしまう方も少なくありません。
この記事では、WindowsやMacなどのパソコン、iPhoneやAndroidのスマホ、ExcelやWordなどのアプリを使って、「2乗」を入力する方法をわかりやすく紹介していきます。
すぐに使いたい人のためのコピー用「²」一覧
コピペで簡単に入力する方法
今すぐ2乗の記号を使いたい方は、以下の「²」をコピーして、使いたい場所に貼り付けてください。
コピーして使う記号:²
その他のよく使う記号も紹介
以下のような上付きや下付きの記号も、コピー&ペーストするだけで使えます。
・上付き数字:¹ ³ ⁴ ⁵ ⁶ ⁷ ⁸ ⁹ ⁰
・上付き記号:⁺ ⁻ ⁽ ⁾ ⁼
・下付き数字・記号:₁ ₂ ₃ ₄ ₅ ₆ ₇ ₈ ₉ ₀ ₊ ₋ ₌ ₍ ₎
これらの記号は、ユニコードという世界共通の文字コードに登録されているため、ほとんどのデバイスで表示に問題はありません。
「2乗」の正しい読み方と意味を理解しよう
「にじょう」か「じじょう」か迷ったときは?
「2乗」は、同じ数を2回かけるという意味です。
たとえば「4の2乗」は「4×4=16」となります。
この言葉の読み方には「にじょう」と「じじょう」の2種類がありますが、現在の学校や書類では「にじょう」が一般的です。
読み方の背景と歴史について
昔は「自乗(じじょう)」という表現がよく使われていましたが、「3乗=さんじょう」「4乗=よんじょう」などとの統一性を持たせるために、「2乗=にじょう」が広まりました。
今でも一部の人は「じじょう」と言うことがありますが、公式な場面では「にじょう」と読むのがふさわしいとされています。
パソコンやスマホで「²」を入力するには?
Windowsパソコンでのやり方
変換機能を使う
日本語入力時に「すうじ」と入力し、スペースキーを押すと、変換候補に上付きの数字が出てくることがあります。
記号一覧を使う
IMEの設定で「文字一覧」や「IMEパッド」を開き、「Unicode」や「上付き文字」のカテゴリーを選べば、そこから「²」を見つけて入力できます。
Macのパソコンでの方法
Macでも「すうじ」と入力して変換するか、「文字ビューア」という機能を使って一覧から上付き文字を探して入力できます。
iPhoneで²を入力したいとき
ユーザー辞書に登録する方法
「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザー辞書」と進み、「²」を「にじょう」などの読みで登録しておけば、すぐに呼び出せます。
Androidスマホの場合
Gboardを使った登録方法
「設定」→「システム」→「言語と入力」→「Gboard」→「単語リスト」から、「²」を登録しておけば、「にじょう」と入力するだけで表示できます。
iPadの場合も同じように登録できる
iPadもiPhoneと同じく「ユーザー辞書」に登録すれば、簡単に²の記号を呼び出せるようになります。
WordやExcelで2乗を表示・計算する方法
Excelでの入力・計算の方法
計算として使う場合
「=A1^2」や「=POWER(A1,2)」のように数式を入力すれば、A1に入れた数値の2乗が計算できます。
見た目だけを変えたい場合
「m2」と入力し、「2」だけを選んで右クリック→「セルの書式設定」→「上付き」にチェックを入れれば、見た目が「m²」のようになります。
Wordでの2乗の入力方法
メニューを使ったやり方
「2」の部分を選択し、「ホーム」タブの中にある「上付き文字」ボタンをクリックすれば、簡単に上付き表示になります。
ショートカットキーで素早く操作
Windowsでは「Ctrl+Shift++」、Macでは「Command+Shift++」を使えば、マウスを使わずに上付きにできます。
Googleドキュメント・スプレッドシートの使い方
ドキュメントの場合
Wordと同じように「2」を選んで「上付き」にすればOK。
ショートカットは「Ctrl(またはCommand)+ .(ピリオド)」です。
スプレッドシートの場合
セルの一部分だけを上付きにできないため、「=“m”\&CHAR(178)」のように関数を使うか、「m²」をそのまま貼り付けて使います。
電卓アプリで2乗の計算をしたいとき
まずは「関数モード」に切り替える
WindowsやMacのパソコン
電卓アプリの設定から「関数モード」や「科学計算モード」に変更すると、「x²」ボタンが使えるようになります。
iPhoneやAndroidスマホの場合
スマホを横向きにすると、画面に「x²」などの追加ボタンが表示されることが多いです。
よくある質問とその対策
「3乗」や「√」も使いたいときは?
同じように入力できる
「³」や「√」もUnicode文字として登録されており、コピーして貼るか、Excelなどで「=SQRT(9)」のような関数を使えば計算も可能です。
文字化けの心配はある?
「²」などの記号はUnicodeに対応しているので、ほとんどのパソコンやスマホで正しく表示されます。
「^」記号の意味がよくわからない
昔のコンピュータの都合から生まれた
昔のプログラムでは、キーボードの記号に限りがあったため、「^」を2乗の意味で使うようになりました。
今でもその名残が多くのソフトで使われています。
どうしても入力できないときは?
コピーして貼るのが一番手軽
説明通りに操作してもうまくいかない場合は、「²」の記号をコピーして貼るのが、確実で簡単な方法です。
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まとめ|目的に合った方法を選ぼう
2乗の記号は、「見た目として使う」と「計算で使う」でやり方が違います。
パソコンでは変換や文字一覧、スマホではユーザー辞書を活用すると便利です。
計算したいときには「^」や関数を使い、見た目だけなら「上付き」設定やコピペを使いましょう。
方法を忘れてしまったときも、この記事に戻ってくれば安心です。
作業がスムーズになるように、ぜひ活用してください。