生姜がなくても大丈夫！牛すじの臭みを取るシンプルな工夫
牛すじは、じっくり煮込むことでトロッと柔らかくなり、旨味がたっぷり出てくる食材です。
カレーやおでん、煮込み料理に使われることも多く、家庭料理に取り入れやすい食材のひとつですね。
ただし、調理前の下ごしらえをきちんとしないと、においや脂っぽさが気になることがあります。
この「臭み」をしっかり取り除くことが、美味しく仕上げるための第一歩です。
よく使われるのが「生姜」ですが、苦手だったり、家に常備していない人も少なくありません。
そんなときでも安心してください。
実は、生姜がなくても他の調味料や野菜を使えば、臭みをしっかり抑えることができるんです。
このガイドでは、生姜を使わずにできる牛すじの下ごしらえの方法を、わかりやすく解説していきます。
特別なものは必要なし！家にあるもので手軽に下ごしらえ
牛すじの下処理というと、少し手間がかかるように感じるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
家庭にある材料と道具で、十分に美味しく下ごしらえができます。
【使う材料】
・牛すじ肉（食べたい分量でOK）
・水（下ゆで用にたっぷり）
・塩（汚れ落としやにおい対策に）
・酢（臭み取りに活躍）
・ネギの青い部分や玉ねぎ（香りをつけるために）
【使う道具】
・包丁とまな板（牛すじを切り分ける用）
・深めの鍋（茹でるときに使います）
・ザル（湯切りや水洗いに）
・ボウル（冷水で冷やすときに）
・キッチンペーパー（余分な水分を拭くため）
これらの道具と材料があれば、特別な準備なしですぐに取りかかれます。
ステップ1｜まずは下ゆででしっかり臭みをとる
下ごしらえの中で最も重要なのが「下ゆで」です。
この作業を丁寧に行うことで、余分な脂やにおいの原因をしっかり落とせます。
【基本の手順】
1.牛すじを洗う
流水で牛すじをよく洗います。ぬめりや血がついていることがあるので、塩を少しまぶしてもみ洗いすると効果的です。
2.鍋に湯を沸かす
鍋にたっぷりの水を入れて火にかけ、しっかり沸騰させます。
3.牛すじを茹でる
お湯が沸いたら、牛すじを入れます。すぐに白い泡（アク）が出てくるので、こまめにすくい取りましょう。このアクがにおいの元です。
4.湯を捨てる
10～15分ほど茹でたら火を止めて、鍋の中身をザルにあけ、茹で汁はすべて捨てます。
5.冷水で洗う
牛すじを冷水で手早く洗い流します。脂のかたまりがあれば、包丁で取り除くとよりスッキリします。
【ちょっとしたコツ】
下ゆでの段階でお酢を大さじ1～2ほど加えると、臭みがさらにやわらぎ、肉もやわらかく仕上がります。
ステップ2｜香味野菜や調味料で仕上げのにおい対策
下ゆでだけでも十分に臭みは減らせますが、さらにおいしく仕上げるためには、香味野菜や調味料を上手に使うのがおすすめです。
【おすすめの材料】
・酢：においの除去に優れており、下ゆでに加えるだけで効果があります。
・ネギ（青い部分）：煮込むときに一緒に入れると、全体に香りがなじみます。
・玉ねぎやセロリ：甘みと香りで、においをカバーしてくれます。
・にんにく：コクと風味が加わり、臭みも抑えられます。
・ローリエ（あれば）：ハーブの香りで、肉のにおいをマイルドにしてくれます。
【ひと工夫】
煮込み料理に入れる前に、牛すじを酢に15分ほど軽く漬けておくと、さらに臭みが抑えられます。
また、複数の香味素材を組み合わせることで、味に深みが出て仕上がりも良くなります。
たとえば、「酢＋玉ねぎ」「にんにく＋ネギ」など、組み合わせ次第で自分好みの風味に調整できますよ。
ステップ3｜下処理した牛すじの保存テクニック
下処理した牛すじは、一度に全部使わなくても、保存しておけば次回の料理がとても楽になります。
【保存前にしておくこと】
・しっかり冷ます
熱いまま容器に入れると水分がこもって傷みやすくなるため、粗熱をとってから保存しましょう。
・使いやすいサイズに切る
用途に合わせてあらかじめカットしておくと、解凍後すぐに調理できて便利です。
【保存方法】
・冷蔵保存：密閉できる袋や容器に入れて冷蔵庫へ。2～3日以内に使い切るようにしましょう。
・冷凍保存：小分けにしてラップで包み、保存袋に入れて冷凍庫で保存します。1ヶ月ほど日持ちします。
【解凍のポイント】
・冷蔵庫で自然解凍が理想的です。
・急いでいるときは電子レンジの解凍機能か、袋ごと流水につけて解凍してもOKです。
・一度解凍した牛すじは、風味が落ちるので再冷凍しないようにしましょう。
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まとめ｜生姜がなくても、牛すじは美味しくなる！
牛すじは、生姜を使わなくても十分においしく調理できます。
ポイントは、下ゆででしっかりにおいを取り、家庭にある酢や香味野菜を上手に活用することです。
そして、保存方法も工夫すれば、時間がないときでもさっと取り出して使えてとても便利。
冷凍しておけば、煮込み、スープ、カレーなど、いろいろな料理にすぐ活用できます。
生姜がないと諦めていた方も、ぜひこの方法を試してみてください。
手間を少しかけるだけで、驚くほど美味しい牛すじ料理が楽しめるようになりますよ。
