洗濯を始めたあとで、「あっ、洗剤を入れてなかった!」と気づいたことはありませんか?
意外と、こうしたうっかりは誰にでもあるものです。
でも安心してください。
洗剤が入っていなくても、水だけで軽い汚れならある程度は落ちることがあります。
たとえば、汗やホコリのような表面の汚れなら、全体の6~7割くらいは水だけで流れてくれるとも言われています。
ただし、油っぽい汚れ(皮脂)や食べ物のシミ、強いにおいがついている場合は話が別です。
こうした汚れには、やはり洗剤の力が必要です。
そういうときは、洗剤を入れて、もう一度洗濯をやり直すのが安心です。
「柔軟剤を入れていたから大丈夫かな?」と思う方もいるかもしれませんが、柔軟剤はあくまで衣類をふんわりさせたり香りをつけたりするもので、汚れを落とす効果はありません。
また、漂白剤も洗剤とは働きが違うので、汚れ落としとして代わりにはなりません。
洗剤の代用品にはならないので注意しましょう。
「このまま干してもいいのかな?」と迷ったときは、その服の汚れ具合や、次にいつ着る予定かを考えてみてください。
気にならない程度ならそのまま干してもかまいませんが、「ちゃんと洗えてるか心配」という場合は、やり直したほうが気持ちよく着られるでしょう。
この記事では、洗剤を入れ忘れたときにどうすればいいかや、再洗濯したほうがよいケースについて、わかりやすくまとめています。
いざというときの参考にしてくださいね。
洗剤なしで洗った服って、汚れやにおいは大丈夫?
うっかり洗剤を入れずに洗ってしまったとき、「このままで本当にきれいになったのかな?」と心配になりますよね。
でも、軽いホコリや少しの汗など、表面についた汚れであれば、水だけでもある程度落ちることがあります。
ただし、料理のあとについた油のシミや、汗がたくさんしみ込んだ服、食べ物のにおいがついたものなどは、水だけでは落としきれないことが多いです。
とくに、においが残ってしまうと、乾いた後に気づいてガッカリ…なんてこともあります。
とくに注意したいのが、梅雨時期や寒い日の部屋干しです。
乾きにくい環境では、においがこもりやすくなり、服に不快なにおいがついてしまうこともあります。
そうなる前に、においが気になるようなら、洗剤を入れてもう一度洗うのが安心です。
最近の洗濯機は性能が高く、すすぎや脱水も上手ですが、それでも洗剤がないと落とせない汚れはあります。
洗い終わったあとに「なんとなく変なにおいが残ってる」「まだ少し汚れてる気がする」と感じたら、迷わず洗い直しましょう。
また、着る目的や服の素材によっても対応は変わってきます。
たとえば、外出着やお気に入りの服なら、念のためもう一度きちんと洗ったほうが安心です。
反対に、部屋着やすぐにまた洗う予定のものなら、そのまま干しても問題ないこともあります。
「どうしようかな」と迷ったら、無理せず洗い直すことをおすすめします。
手間がかかっても、清潔な状態で気持ちよく着られるほうが安心ですね。
柔軟剤だけで洗った服、もう一度洗うべきか迷ったら
柔軟剤は、洗濯物をふわっと仕上げたり、よい香りをつけたりするためのものです。
けれども、汚れを落とす働きはほとんどありません。
そのため、うっかり洗剤を入れ忘れて、柔軟剤だけで洗ってしまった場合は、見た目はきれいに見えても、実は汚れがちゃんと落ちていない可能性があります。
たとえば、汗をかいたシャツや、料理中に油がはねたエプロンなどは、水と柔軟剤だけでは落としきれないことが多いです。
こうした場合には、洗剤をきちんと使って、洗い直すことが大切です。
もう一度洗うかどうかの見きわめ方
基本的には、再度洗濯するのが安心です。
柔軟剤しか使っていないと、服の表面がきれいに見えても、実際には汚れが落ちていないままのことがあります。
とくに目に見えない汗や皮脂の汚れは、そのままにしておくと、においや衛生面が気になってくることも。
また、こうした汚れが肌に触れることで、肌荒れやかゆみの原因になることもあります。
とくに肌が敏感な方や、小さなお子さんの服などは注意が必要です。
再洗濯をすれば、そうした心配を減らすことができ、服もさっぱりと仕上がります。
時間に余裕があるときは、面倒でももう一度洗うことをおすすめします。
「見た目はきれいだけど、ちょっと気になるな…」というときは、迷わず洗い直したほうが、気持ちよく着られますよ。
洗濯中に洗剤を入れ忘れたときの落ち着いた対応方法
洗濯機を回し始めたあとに「洗剤を入れてなかった!」と気づいても、慌てる必要はありません。
途中で気づいた場合でも、正しく対応すれば問題なくリカバリーできます。
まず、洗濯機に一時停止のボタンがあれば、それを押して動きを止めましょう。
最近の洗濯機なら、ボタンひとつで簡単に止めることができます。
洗濯機が止まったら、通常どおり洗剤を入れます。
液体タイプであれば、洗濯槽の中に直接入れてもOKです。
そのあとは、再スタートを押して続きの洗濯を行ってください。
いつ洗剤を追加するのが効果的?
洗濯機の画面や音で、今どの工程にいるかをチェックしてみましょう。
もし「洗い」途中であれば、洗剤を追加しても十分に間に合います。
ただし、「すすぎ」や「脱水」になっていると、せっかく入れた洗剤がすぐ流れてしまい、あまり効果がありません。
もう終盤だと感じた場合は、いったん止めて、最初から洗濯をやり直したほうがしっかり洗えるので安心です。
洗い直すかどうかの判断ポイント
服の汚れ具合や、どんな場面で使う予定かを考えると、判断しやすくなります。
たとえば、汗をかいたシャツや下着、肌に直接触れる服などは、できれば洗剤を使ってきちんと洗い直したほうが清潔に保てます。
逆に、あまり汚れていない服や、しばらく使わないものなら、そのまま干しておいて、次の洗濯時にしっかり洗えば大きな問題はない場合もあります。
すぐに洗い直せないときはどうすればいい?
時間がないときや、もう一度洗うのが難しい場合は、とりあえず水でよくすすぎ、脱水してすぐに干しましょう。
洗濯機の中で長く放置してしまうと、菌が増えたり、においが発生しやすくなるので注意が必要です。
また、すぐには使わない服でも、汚れが気になるようなら、後日あらためて洗剤を使って洗うと安心です。
しまう前には、見た目やにおいなどを確認しておくと良いでしょう。
柔軟剤を入れ忘れても大丈夫?仕上がりへの影響と対処法
洗濯をしたあとに、「あれ?柔軟剤入れ忘れたかも…」と気づくこと、ありませんか?
でもご安心ください。
柔軟剤は衣類の汚れを落とす役割はないため、使い忘れても服がきれいにならないということはありません。
柔軟剤の主な働きは、服をふんわりとやわらかく仕上げたり、香りをつけたりすることです。
そのため、洗剤がしっかり入っていれば、洗浄自体には問題ありません。
ただし、いつもより少しゴワゴワした手触りになることがあります。
また、いつものいい香りがしないことに気づく人もいるかもしれません。
そうした点が気にならなければ、そのまま干してもOKです。
逆に、「やっぱり香りが欲しい」「ごわつきが気になる」と感じたら、もう一度すすぎだけをして、そこに柔軟剤を追加してもよいでしょう。
着る目的やタイミングによって判断して大丈夫です。
たとえば、外出用の服で気になるときはケアをして、部屋着やパジャマなどであればそのまま使っても問題ありません。
無理に洗い直す必要はないので、自分の感じ方や使い方に合わせて、柔軟に対応してみてくださいね。
漂白剤だけで洗濯するときに気をつけたいこと
「洗剤を切らしていて、漂白剤だけで洗ってみようかな…」と思ったことはありませんか?
実際、漂白剤だけで洗濯をすることはできますが、いくつか知っておくべきポイントがあります。
漂白剤には、軽い汚れを落としたり、黄ばみを目立たなくしたりする働きがあります。
ただし、洗剤と比べると、汚れを落とす力はやや弱めです。
そのため、汚れの種類や服の状態によっては、工夫が必要になります。
肌への刺激を防ぐために気をつけたいこと
漂白剤は水で流れやすい成分ですが、すすぎが足りないと、ほんの少しだけ服に残ってしまうこともあります。
特に、赤ちゃんや肌が弱い人が使う衣類の場合は、しっかりすすぐことがとても大切です。
心配な場合は、すすぎを1回多くしておくと安心です。
仕上げにもう一度すすぎだけをすることで、肌トラブルを防ぎやすくなります。
漂白剤だけでは落ちにくい汚れもある
漂白剤には、白さを取り戻す力がありますが、食べ物のシミや皮脂のようなベタついた汚れには十分ではないこともあります。
そのような汚れが気になる場合は、洗剤もあわせて使ったり、別の日に改めて洗い直したりするのがおすすめです。
汚れの種類に合った方法を選ぶことで、服もきれいに保てて長く使えます。
無理に漂白剤だけに頼らず、洗剤と使い分けることで、洗濯の仕上がりがグッとよくなりますよ。
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おわりに
洗濯のときに、うっかり洗剤を入れ忘れてしまうことは誰にでもあります。
でも、汚れがひどくなければ、水だけでもある程度きれいになる場合があります。
ただし、服の汚れ具合やにおい、着る人の肌の敏感さなどによっては、そのままでは気になることもあるかもしれません。
そんなときは、無理をせず、もう一度きちんと洗い直すことで、気持ちよく安心して服を使うことができます。
状況を見ながら、ムリなく対応していくことが大切です。