チケット売り場で見かける「大人・中人・小人」
テーマパークや動物園、水族館、映画館などでチケットを買うときに、「大人」「中人」「小人」という区分を目にすることがあります。
漢字自体はシンプルですが、正しい読み方や意味を知らないと、「これ、なんて読むんだろう?」と迷ってしまうことも少なくありません。
特に「大人」は普段「おとな」と読むので、そのまま読んでしまう人も多いでしょう。
また、「小人」を「こびと」と読んでしまう人もいます。
どんな場面で使われるのか
「大人」「中人」「小人」は、主に年齢に応じて料金を分けるときに使われます。
例えば東京ディズニーリゾートでは、次のように区分されています。
・大人(だいにん):18歳以上
・中人(ちゅうにん):12~17歳(中学生・高校生)
・小人(しょうにん):4~11歳(幼児・小学生)
・シニア:65歳以上
※3歳以下は無料
このように年齢ごとに分けることで、誰にいくらの料金が必要かが分かりやすくなります。
ただし、施設によって区分の呼び方や年齢の範囲が異なる場合があるので、必ず確認することが大切です。
施設ごとに違う呼び方もある
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは「大人・子ども・シニア」という区分で、「中人」という言葉は登場しません。
映画館では「一般」「大学生」「高校生」「中学生」「小学生」「幼児」といった、より細かい分類をしているところもあります。
このように、同じ「小人」という表記でも、どこでも同じ年齢を指しているとは限らないのです。
「大人」の正しい読み方
「大人(だいにん)」はチケット購入の場面で使う
「だいにん」という読み方は、チケットや乗車券の料金区分で使われます。
例えば窓口で「大人(だいにん)1枚ください」と言うときです。
普段の会話ではあまり使いませんが、料金表や案内ではよく見かけます。
「大人(おとな)」やその他の読み方
「おとな」は普段使われる言葉で、成人した人や分別のある人を意味します。
他にも辞書には「たいじん(徳の高い人、大きな人物)」や「うし(昔の尊称)」という読み方が載っていますが、現代ではほとんど使われません。
「中人」の読み方と意味
「中人(ちゅうにん)」は中学生・高校生
「ちゅうにん」は「中間の人」という意味で、大人と小人の間にあたる中高生を指すことが多いです。
一般的には12~17歳が対象となります。
初めて見る人は戸惑いがちですが、覚えておくと安心です。
「中人(ちゅうじん)」は別の意味
「ちゅうじん」という読み方もあり、こちらは「普通の人」「仲人」など別の意味になります。
ただし、チケットの料金区分としては「ちゅうにん」が一般的です。
「小人」の読み方と違い
「小人(しょうにん)」は子どもを指す
「しょうにん」は幼児や小学生などの子どもを意味し、料金区分でよく使われます。
チケット売り場では「小人2枚ください」と言うこともありますが、実際には「子ども2枚」と言う人も多いでしょう。
「小人(こびと)」は童話などの世界
「こびと」という読み方は、おとぎ話やファンタジー作品に出てくる小さな人を指す言葉です。
現実のチケット売り場では使われません。
同じ漢字でも使い分けが必要です。
知っておくと役立つ場面
窓口やアナウンスでのやり取り
最近はネット購入が増えたため、読み方で迷うことは少なくなっています。
しかし窓口では「大人(だいにん)2枚」「小人(しょうにん)1枚」と伝えるのが正しい言い方です。
多少読み方が違っても通じることはありますが、正しく知っておくと安心です。
施設ごとの違いに注意
施設によっては「子ども」「小学生」「幼児」「キッズ」「ジュニア」など、さまざまな呼び方が使われます。
旅行やお出かけの際には、公式サイトや案内を確認し、不明な点はスタッフに聞くと確実です。
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まとめ ― 読み方を覚えてスムーズにチケットを購入
「大人」「中人」「小人」は料金区分としてよく使われ、それぞれ「だいにん」「ちゅうにん」「しょうにん」と読みます。
施設によっては違う区分名が使われることもあるため、事前に確認することが大切です。
普段の会話ではあまり登場しない読み方ですが、知っていればチケット売り場で戸惑うことがなくなります。
特に家族旅行や友人とのお出かけでは役立つ知識なので、この機会に覚えておくと安心です。