腕時計の電池が切れてしまったとき、「ふたを開けることさえできたら、自分で電池を交換できるのに…」と思ったことはありませんか?
そんなときに役立つのが、ダイソーなどの100円ショップで売られている便利な道具たちです。
専用の工具がなくても、ちょっとした工夫をすれば家にある道具で代わりに使えることもあります。
そのため、初めての方でも気軽にチャレンジしやすくなっています。
この記事では、腕時計のふたを自分の手で開けるやり方や、どんな道具を使えばよいか、作業中に気をつけたいことなどをわかりやすく説明します。
さらに、時計のタイプごとに「この道具が合っている」「これは避けた方がいい」といったポイントも紹介していきます。
100円ショップの道具で、どんな腕時計でも本当に対応できるのか――その疑問にもお答えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
100円ショップの道具でチャレンジ!腕時計のふたを開けるコツと準備のポイント
最初にチェックしよう!腕時計のふたの種類と開け方の違い
腕時計の電池を自分で交換したいとき、まず知っておきたいのが「裏ぶたのタイプ」です。
時計のふたにはいくつかのパターンがあり、「ネジで留めてあるもの」「カチッとはめ込まれているもの」「くるっと回して外すタイプ」などがあります。
どのタイプかによって、開け方が大きく変わります。
もし間違った方法で力を入れて開けようとすると、道具がすべってケガをしたり、時計に傷がついてしまうおそれがあります。
とくにこじ開けるような場合は、ふたがゆがんでしまうこともあるので注意が必要です。
作業を始める前に、時計の裏をルーペなどでよく見て、溝や切り込みの場所をしっかり確認しましょう。
ふたの構造を見きわめてから、合った方法で開けるのが安全です。
専用工具がなくてもOK!家にあるもので代用するアイデア
時計の裏ぶたを開けるには「裏ぶたオープナー」と呼ばれる専用の道具があります。
先が薄くてヘラのような形のものや、三点でしっかり支えて回すタイプなどがあり、ダイソーなどの100円ショップでも手に入ることがあります。
ただ、専用の道具が手元にないときでも、代わりに使えるものは意外と身近にあります。
たとえば、細めのマイナスドライバーや、しっかりしたプラスチックカード、使っていないコイン(1円玉など)や、台所にあるヘラなどが活用できます。
ただし、こうした身の回りの道具は時計を傷つける心配もあるので、やわらかい布を当ててから使ったり、滑り止めになる手袋をはめて作業するなど、丁寧な工夫が必要です。
電池交換で起こりやすいトラブルと、その予防法
腕時計の電池交換を自分でやるとき、つい見落としがちなミスや失敗もあります。
たとえば、ふたを開けたときに中の小さな部品に触ってしまい、動きに問題が出てしまうことがあります。
また、少しサイズの違う電池を使ってしまうと、うまくはまらなかったり、電源が入らなかったりすることもあります。
ふたを閉めるときにも注意が必要です。
無理に押し込むと、防水機能がなくなったり、ふたがきちんと閉まらなくなることがあります。
こうしたトラブルを防ぐには、作業を始める前に静電気を防ぐ手袋をはめる、電池の型番を事前に調べておく、交換後に数分間時計が正常に動くかどうかを確認する、といった丁寧な手順を心がけることが大切です。
100円ショップで見つける!腕時計の手入れに使える道具を調べてみよう
ダイソーで買える!時計の手入れに便利なアイテムとは?
ダイソーでは、腕時計の電池交換やベルトの調整に役立つ道具がそろっていることがあります。
たとえば、「腕時計用ツールセット」という商品が売られていたことがあり、これは400円(税抜)で販売されていました。
また、もっと気軽に使える200円の商品もあり、必要最低限の工具がセットになっています。
ベルトの長さを変えるためのツールが入ったものも見つかることがあります。
ただし、どの店舗でも必ず置いてあるとは限らないため、探す前に店舗に問い合わせておくと安心です。
電池も一緒に販売されていることが多く、必要な種類のボタン電池を手軽にそろえられるのも魅力です。
セリアは時計の手作り用品が中心!工具は少なめ
セリアでは、腕時計のふたを開けるための専用工具は、現在のところ見かけることはあまりありません。
その一方で、時計の文字盤やベルト部分を自分でデザインできるようなクラフト系のアイテムが充実しており、手作り時計に挑戦したい方にはおすすめです。
工具というより、DIYを楽しみたい方向けのラインナップといえるでしょう。
キャンドゥの時計向け商品は限られているが、可能性はゼロではない
キャンドゥでは、時計の裏ぶたを開けたりするための専門的な道具は、今のところあまり見つかっていません。
ただし、100円ショップの商品はお店ごとに品ぞろえが違うことも多く、地域やタイミングによっては意外なアイテムが手に入ることもあります。
もし目当ての道具が見つからなければ、近くのホームセンターや時計専門店をのぞいてみるのもおすすめです。
専用の道具がなくても大丈夫!家にあるもので腕時計のふたを開ける工夫
身の回りの道具を使ってふたを開けるコツ
もし専用の時計オープナーが手元になくても、家にあるものをうまく使えば腕時計のふたを開けることができる場合があります。
たとえば、金属製の細い定規、小さなマイナスドライバー、平らなやすりの先などが、ふたをはめ込むタイプの腕時計に使いやすい道具です。
これらを時計のふちにあるすき間にそっと差し込んで、てこの原理で少しずつ持ち上げるようにすると、うまく開けられることがあります。
ただし、金属同士は滑りやすいので、作業中に手を滑らせないように、ゴム手袋をはめたり、道具の持ち手に布を巻いて使うと安全です。
また、時計を作業台の上にそのまま置くと傷がつくおそれがあるため、柔らかいタオルなどを敷いてから作業するのがおすすめです。
コインを使った簡単な開け方の工夫
10円玉や5円玉などの小銭も、時計のふたを開けるときに役立つことがあります。
特にはめ込み式の裏ぶたを開けたいときに試す価値があります。
やり方は、時計の横にある小さなくぼみにコインのふちをあてて、もう一方の手でしっかり時計を持ちながら、ゆっくりと持ち上げるように力を加えます。
急に強く押さず、少しずつ力をかけていくのがポイントです。
もしコインの厚さが合わない場合は、代わりに薄くて硬いもの――たとえば金属の定規やヘラのような形をした文房具など――を使うとやりやすくなることがあります。
なお、勢いよくこじ開けようとすると時計の部品を壊してしまうことがあるため、無理せず、ていねいに作業することが大切です。
道具がないときに気をつけたいこと
専用の工具がないまま作業をすると、うっかり時計を壊してしまうこともあるので、いくつかの注意点を守ることが大切です。
たとえば、ふたに傷がついたり、強く押しすぎて変形してしまうこともありますし、内部の細かい部品に影響が出てしまうこともあります。
こうした失敗を防ぐには、まず時計が動かないように安定した場所に置いてから作業を始めましょう。
手がすべらないようにゴム手袋を使ったり、作業する場所に明るいライトを用意するのもおすすめです。
ルーペや虫めがねを使えば、小さな部分も見えやすくなって安心です。
もし途中で不安になったり、「これは難しいかも」と感じたら、無理に続けずに時計の修理専門店に相談するのが安全です。
時計のふたはタイプによって開け方が違う!種類別のコツと注意点
ネジで留められたふたの開け方と、ぴったりの道具を選ぶコツ
時計の裏に小さな穴やくぼみが複数あるタイプは、「ねじ込み式の裏ぶた」と呼ばれています。
このタイプは、時計のふたをくるくる回して開ける仕組みです。
本来はこのための専用工具(ケースオープナー)を使うのがいちばん安全ですが、手元にない場合は、先の細い精密ドライバーなどで代用できることもあります。
ただし、工具の先がしっかり穴に合っていることが大切です。
合っていない道具を使うと、ふたの穴が削れたり、傷がついてしまう可能性があります。
作業をするときは、時計が動かないように机の上でしっかり固定し、滑りにくいゴム手袋や滑り止めマットを使うと安心です。
焦らずゆっくりと力をかけて回すようにしましょう。
押しはめタイプのふたを開けるときのポイントと代用品
パチンとはめ込まれているタイプの裏ぶたは、ふちにわずかなすき間があり、そこに細い道具を差し込んで少しずつ持ち上げる方法が一般的です。
このタイプには、100円ショップなどで売られているこじ開け用の小さな工具が使えます。
ほかにも、使わなくなったプラスチックカードや、金属製の定規などを代わりに使うこともできます。
作業を始める前には、裏ぶたの周りをよく見て、小さなくぼみや切れ込みがないかを探すのがポイントです。
そこが道具を差し込む目印になります。
力を一気に入れるのではなく、少しずつ優しく持ち上げるのがコツです。
時計を傷つけないよう、柔らかい布の上で作業したり、手が滑らないように工夫することも大切です。
無理にこじ開けるとケガや故障の原因になるので、慎重に作業しましょう。
特殊な構造のふたには注意!開けにくいタイプの見分け方
時計の中には、特別な構造の裏ぶたが使われているモデルもあり、その場合は一般的な道具では開けるのが難しいことがあります。
たとえば、裏ぶた全体がねじになっていて、時計本体にしっかりはめ込まれているものや、専用の器具がないと開けられないグリップ式のタイプもあります。
このような時計は、自分で無理に開けようとすると、内部の細かいパーツにダメージを与えるおそれがあるため、触らずに修理専門店に相談するのが安心です。
外から見ただけでは判断が難しいこともありますが、ふちにくぼみや穴が見当たらない場合や、全体がぴったり閉じられていてすき間がない場合は、特殊なふたの可能性があります。
また、防水性の高い時計は、しっかりと密閉されていることが多く、開けるには特に注意が必要です。
お店に頼む?それとも自分で?電池交換にかかる費用と安心感をくらべよう
腕時計の電池が切れたとき、交換する方法には「お店にお願いする」か「自分でやってみる」の2つの選択肢があります。
まず、お店に頼む場合。
たとえば時計屋さんや、大型の電気店などでは、電池交換のサービスを行っています。
料金はだいたい1,000円~3,000円くらいが目安ですが、時計の種類によってはもっと高くなることもあります。
特に、水に強いタイプの時計や、高級モデルの場合は、作業がていねいに行われるぶん、追加の料金がかかることも多いです。
ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店でも、同じようなサービスがあります。
信頼できるスタッフに任せたい人や、作業後の保証がほしい人には安心できる方法といえるでしょう。
一方で、「できるだけお金をかけたくない」と思う方には、自分で電池交換をする方法もあります。
100円ショップで道具や電池をそろえれば、全部あわせても数百円ほどですみ、大きな節約につながります。
ただし、自分で交換するにはいくつかの注意が必要です。
時計のふたをうまく開けるには、ちょっとしたコツや慣れが必要ですし、道具もそれなりに合ったものを使わないと、時計を傷つけてしまうことがあります。
もし作業に不安があったり、大切な思い出がある時計や高価な時計の場合は、無理をせず、専門の人にお願いするのが安心です。
電池交換は簡単にできるように見えて、実は時計の種類や状況によって難易度が変わります。
費用をおさえたい気持ちと、失敗したくない気持ちのバランスを考えながら、自分に合った方法を選びましょう。
スポンサーリンク
さいごに
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事では、100円ショップで手に入る道具を使って、腕時計のふたを自分で開ける方法について、わかりやすくご紹介しました。
専用の工具がなくても、身の回りのものをうまく活用すれば、思っていたよりも簡単に電池交換に挑戦できることもあります。
ただし、時計の種類や使う道具によっては、注意が必要な場面もあるので、無理をせず、落ち着いて作業することが大切です。
「一度、自分でやってみたいな」と感じた方は、今回の内容を参考にしながら、ゆっくりていねいに試してみてください。
自分でできたという達成感も、きっと楽しい経験になるはずです。